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「東トルキスタン歴史文献に関する基礎的研究」(平成8年〜11年)

研究課題 「東トルキスタン歴史文献に関する基礎的研究」(三菱財団研究助成)
研究期間 平成8年〜11年
研究代表者 新免 康(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)
研究分担者
  • 濱田 正美(神戸大学)
  • 梅村 坦(中央大学)
  • 堀 直(甲南大学)
  • 澤田 稔(帝塚山学院大学)
  • 菅原 純(東京外国語大学)
プロジェクトの概要 1.背景

ウイグル人を始めとして、現在の中国・新疆ウイグル自治区に居住してきたトゥルク系諸民族自身が残した現地語の諸文献は、当地域の歴史・社会・文化を研究するためのもっとも基本的な材料であるにも拘わらず、いまだ十分に活用されているとは言い難い。とくに、チャガタイ語の写本・文書に関して言えば、新疆現地や旧ソ連領各国、さらには欧州の図書館・文書館・研究機関に散在しており、それらに関する情報供給・研究の態勢は遅れた段階にある。

2.目的

そこで、本プロジェクトは、最近、次第にその所在が知られるようになってきた未登録写本も含む歴史文献、とくにチャガタイ語写本に関わるデータを実地調査に基づいて収集し、統合化してデータベースを構築する。それとともに、重要文献については複写物を収集し、写本テキストのコンピュータ入力や文献学的研究を進める。現地における一次史料の調査・研究と、聞き取り調査などの実地調査との結合を目指したい。
実施された海外調査
(1999年)
1997年: ロシア
  • ロシア科学アカデミー東洋学研究所・サンクトペテルブルグ支部にてチャガタイ語・ペルシア語写本の調査。
  • モスクワのロシア国立図書館

1998年:ヨーロッパ (ドイツ、スウェーデン、ロシア)
  • ドイツ:ベルリンとハレにおいて、主にマルティン・ハルトマンのコレクションを調査し、その全容を把握した。
  • スウェーデン:ヤーリング・コレクションを調査。ヤーリングの自宅を訪問して、インタビューを行った。
  • ロシア:サンクト・ペテルブルグで調査。

1999年:中国
  • 北京:社会科学院民族研究所、中央民族大学
  • 新疆各地(トゥルファン、クチャ、アクス、カシュガル、カルガリク、アトゥシュなど)の文物管理所・トウ案館を訪問。

2000年:新疆において再度調査を行う予定
データベース作成作業 すでにカタログ化された写本に関するデータの入力はほぼ終了。目下、カタログ化されていないコレクションについて、以前の調査における取得データを入力中。

データ入力済みの文献を蔵している主な図書館・研究機関
  • 大英図書館 (英国・ロンドン)
  • インド省図書館 (英国・ロンドン)
  • ベルリン国立図書館 (ドイツ・ベルリン)
  • ドイツ東方社会学図書館 (ドイツ・ハレ)
  • ロシア科学アカデミー東洋学研究所サンクト・ペテルブルグ支部 (ロシア・サンクト)

進行中
  • ルンド大学図書館写本部 (スウェーデン・ルンド)
チャガタイ語写本の研究 研究会を組織し、歴史資料としての活用を視野に入れつつ、研究を行っている。

*詳しくはチャガタイ語写本研究会のページを参照。
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